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薬局DXニュース解説

2025.05.12

マンションのエントランスに処方箋受付機の配置とは

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処方箋応需に向けた新たな戦略が登場したのでご紹介したいと思います。
それが、「処方箋受付機」という仕組みです。

株式会社くすりの窓口 ホームページより
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05219/1b1d468d/54b8/4729/be9b/e6ba4b705137/140120250422519747.pdf

マンションに限らずですが、処方箋受付機を人が集まるところに配置し、電子データとして薬局に送信。応需した薬局ではオンライン服薬指導を行い、所定の処方箋ロッカーにお薬を配達するという仕組みです。

この仕組みは2023年9月に大阪阿部野橋駅にGOODAID株式会社が行ったことが始まりです。

近畿鉄道プレスリリースより
https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/20230908.pdf

調剤とは処方箋を受け付けることから始まり、その処方箋の受付は「薬局」であることが、これまでの原則論でした。
夜間等の処方箋ポストも「薬局の建物の一部であること」という保健所からの指導を受けた薬局もあるのではないでしょうか。

これらの取り組みは、薬局の外での処方箋受付にあたります。この記事を拝見し、当時管轄の保健所に問い合わせし、かなりの時間をかけ許可の真意を担当者に伺ったことを記憶しています。

結果としては「ダメという規制はない以上、仕方がない」という回答でした。

処方箋受付機の配置が流行るかどうかはこれからの課題ではありますが、これまでの常識が変わろうとしていることに対し、どう対応するのかが問われます。

利便性なのか、それとも「かかりつけ」なのか。薬局を取り巻く環境が大きな混乱の中にあるような気がしています。
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