フィリピン 日本の看護師を目指す人の面接会 応募は過去最少に
NHKのニュースから
日本で看護師として働くことを目指す人たちを対象にした面接会がフィリピンで4年ぶりに開かれたが、応募者は過去最少の17人にとどまり、医療人材をめぐる国際的な獲得競争の厳しさを示す形になったという記事だ。
フィリピンでは看護師の資格を持つ人のおよそ3分の1が国外で働いているとされているが、コロナ禍を機に、欧米を中心に医療人材の獲得競争が激しくなる中、日本は円安による収入の目減りやことばの壁などが影響したとみられると記事にはあるが、日本という医療市場の魅力が低下し始めているということはないだろうか。
別の視点で日本の医薬品市場をグローバルな観点で見てみると、日本の医薬品市場は低下傾向にあり、かつて世界の医薬品市場において第1位の米国に次いで第2位だった日本は、2013年に中国に抜かれ、さらに2026年にはドイツに抜かれて第4位に転落すると見られている。
そのような環境の中でフィリピンでの看護師の応募が過去最少という記事を見ると今後日本の医療市場は大丈夫かと憂慮してしまう。
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