DXが遠いドラマ撮影現場の現実

以前、新型コロナ感染症の流行で撮影現場の衛生指導を行ったことがありました。その時のご縁で医療者としてドラマやCMの医療監修のお仕事を頂くようになっております。

非常に貴重な経験をさせて頂いているにもかかわらず、あえて誤解を受けるような表現をします。
わずか数秒間のカットでも　非常に多くのスタッフが関わることが多く、正直なところ本当にこの人数必要なのかな？とも思います。

・監督　助監督　撮影の進行に欠かせないので必要　
・カメラクルー　今どきは８Ｋカメラを使っているので扱える人は貴重です
・照明　自然光のみでの撮影はドラマや映画ではもはや不可能　光の技術は大事
・制作　撮影の裏方で　各スタッフの調整　キャストのスケジュール管理も
・キャストまわり　メイク　ヘア　

リアルタレントさんの起用がリスクになる場合もあり、ＣＭはＡＩとかフルＣＧのケースも増えていますが、実写ドラマの場合は制作費もかなり厳しいのが現実です。少しでもリアルを求めたいですが予算の関係でいろいろ見せる部分は工夫しています。最終的に医療者から見ても少しでも違和感のない映像を追及しているので、その点を見てほしいですね。