ドラッグストアアプリ・LINEミニアプリのランキング発表 独自基準での調査
小売業のDX支援事業を展開する株式会社デジクルが、全国ドラッグストアのネイティブアプリ・LINEミニアプリ活用における調査をまとめた報告書『小売DX白書2023 アプリ・LINEミニアプリ機能 ドラッグストア編』を公開した。
デジクル、ドラッグストアのアプリ・LINEミニアプリ活用にまつわる調査を実施
デジクルのプレスリリースになります。
「デジクル、ドラッグストアのアプリ・LINEミニアプリ活用にまつわる調査を実施」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000088500.html
株式会社デジクルより、全国ドラッグストアのネイティブアプリ・LINEミニアプリ活用における調査をまとめた報告書『小売DX白書2023 アプリ・LINEミニアプリ機能 ドラッグストア編』が公開されました。
本調査では、全国ドラッグストアのネイティブアプリ・LINEミニアプリに搭載されている6つの機能（会員証、クーポン、チラシ、ポイント、処方箋、キャンペーン）を、独自の基準で分析し、下記のようにランキングが付けられています。
アプリ・LINEミニアプリ活用ランキング ※アプリ提供会社名を記載
1位：株式会社スギ薬局
2位：株式会社マツモトキヨシホールディングス
3位：ウエルシア薬局株式会社
3位：株式会社クリエイトエス・ディー
搭載機能 ランキング
1位：クーポン
2位：ポイント
2位：キャンペーン
4位：会員証
5位：チラシ
6位：処方箋
詳しい評価は調査結果に記載されていますので、こちらではアプリの形態が"ネイティブアプリ"と"LINEミニアプリ"の2分類化されていることに注目して、それぞれの特徴をまとめたいと思います。
改めてどういったアプリなのか再確認ですが、"ネイティブアプリ"というのは、Apple StoreやGoogle Play からダウンロードするアプリをいい、"LINEミニアプリ"はLINEアプリ内で使えるアプリを指しています。
それぞれのメリット・デメリットは下記にまとめました。
【ネイティブアプリ】
■メリット
1. パフォーマンスが高い
特定のプラットフォーム（iOSやAndroidなど）に最適化されているため、高速でスムーズな操作が可能です。
2. 機能性
スマートフォンの各種機能（カメラ、GPS、加速度計など）を直接利用するため機能が良い。
■デメリット
1. 開発コストが高い
2. マーケットプレイスの制約（AppleやGoogleのルールに従う必要がある）
■活用企業
・スギ薬局
・マツモトキヨシ
・ウエルシア薬局 など
【LINEミニアプリ】
■メリット
1. 利便性が高い
LINEのプラットフォーム内で動作するため、ユーザーは新たにアプリをダウンロードすることなく利用可能。
2. 開発コストが低い
Webブラウザ（HTML、CSS、JavaScript）を使用するため、開発コストがネイティブアプリに比べて低い
3. LINEユーザーへのアクセスが良い
LINEの利用者は非常に多く、そのユーザーベースに簡単にアクセス可能。
■デメリット
1. 機能制限がある
Webブラウザを使用するため、ネイティブアプリほどの深いデバイス機能へのアクセスが制限される
2. パフォーマンス性
ネイティブアプリに比べて機能に制限があることが多く、パフォーマンスが劣る
3. LINEプラットフォームへの依存性
LINEのプラットフォームに依存するため、その変更や制限に影響を受ける
■活用企業
・クオール薬局
・サンドラッグ
・たんぽぽ薬局
・トモズ など
LINEミニアプリは、まだ新しい形のアプリのため利用している企業はネイティブアプリほど多くはありませんが、LINEというプラットフォームを活用しているためダウンロードの手間がなく、ユーザーに利用してもらうまでの初動がネイティブアプリより早いことが特徴です。
今回の調査では、一般的に機能が充実しているネイティブアプリを使用している企業がランクインしていますが、各アプリそれぞれにメリット・デメリットがあるため、今後医療業界でも目的に合わせたアプリの活用が進んでいくと考えられます。
これからも、医療業界におけるデジタル化の進展と、その中でのアプリケーションの役割について、引き続き注目していきたいと思います。
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