怪しい医療情報を消し去るDXは容易ではない ～YouTube がん治療の偽主張動画を削除へ

記事の通りで、雨後の筍のように異常発生している怪しげな医療情報・動画コンテンツですが、ようやく光が見えてきた気もします。

私自身もがん患者支援NPOの会員として20年ぐらい関わっております。正しい医療情報の提供や発信のためにHPコンテンツの審査員とかもやっていたこともあり、この類の話題にはやや敏感であります。

がん治療で、特に標準治療法が奏功せず、2次、３次治療を行っていくにつれて患者・家族の方の心理的圧迫は大変重いものになるのは良く心得ております。
入手する医療情報は昔は主治医や新聞・雑誌が多かったのですが、今はネットからの情報入手がメインになっています。今はそれほどではないですががん医療のSEOでは怪しげなサイトがスポンサードリンクという枠で上位に検索されてしまうという現象が起きていました。日本語のサイトは世界の中でも優先順位がそれほど高くないので怪しい医療情報が放置されやすいということもあったと思われます。

糖尿病治療薬を用いた痩身自由診療も早く削除して欲しいですね。必要な患者に交付できなくなっていること自体残念でなりません。