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薬局DXニュース解説

2023.07.27

どうなる”マイナ保険証”

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マイナンバーカードのトラブルが相次ぎ、報道されている中、加藤厚生労働大臣はマイナ保険証の活用のメリットを改めて確認したうえで、制度の信頼回復に努めていく考えを示している。

”マイナ保険証”「まずは信頼を取り戻す努力を」加藤厚労相
こちらはNHK NEWSWEBの記事です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230724/k10014140671000.html
”マイナ保険証”「まずは信頼を取り戻す努力を」加藤厚労相

医療DXを進めていく上でキーポイントとなる「マイナ保険証」ですが、皆さんもご存じの通りトラブルが相次いでいます。
登録ミスによる個人情報の漏えいについては、個人情報保護委員会への届出と調査に発展しています。

改正個人情報保護法によって薬局でも要配慮個人情報については1件でも漏えい等が発生した場合に政府の外局である個人情報保護委員会への報告が必要なことは周知のことかと思います。

政府が作った個人情報保護委員会に、まさか政府の仕事が報告対象となり厳重な注意を受けるとは何ともお粗末な限りです。

マイナカード、保険証が一定程度の普及は見せてきたとはいえ、反対派の方も多いのが現状です。
このような問題が「完全移行」に対し大きな足かせとなるのはいう間でもありません。
また本格的に進めようとしている「電子処方箋」「医療情報の共有(電子カルテの共有等)」に対しての不信にもつながります。

さまざまな問題・課題があり否定的な方も医療関係者には多いのが現状ですが、現時点では医療DXに対してアクセルは踏み続けられています。

保険薬局・保険薬剤師である以上、社会保障制度に準じて動かなくてはいけませんので、このあたりの舵取りを誤ることがないように医療DXを進めていく必要があります。
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